VRメタバースをガッツリ楽しむ為に買うべき機材はこれだ!
自分のなりたい姿になれるのがVRChatをはじめとしたVRメタバースのいいところ。美少女キャラになって乙女心を開花させるもよし、動物姿になって手のひらの肉球に涙するもよし、ロボットにだって怪獣にだって自由自在に変身できちゃいます。さあ貴方もレッツ蒸着!
余談ですが、VRユーザーの国民性が見えてくるのがアバターの種類というかカテゴリ。長らくVRChatにアクセスしているユーザーの方に教えてもらったのですが、日本人は美少女アバターになる人の割合が多く、アメリカではスターウォーズや甲冑姿、ヨーロッパはケモナーの方が多いそうな。それぞれの国でどんなコンテンツが流行っていたか=なってみたい姿が異なるかが見えてくるようじゃないですか。
いちばんお手軽VRヘッドセット・Quest 2
VR世界を見るためのゴーグルがVRヘッドセットです。様々な製品が発売されていますが、その中でも最もお手軽でスタンダードな存在がQuest 2です。
Quest 2はFacebookやInstagramを運営するMetaが開発・販売するVRヘッドセットで、内部はいわばちょっと前世代のハイエンドAndroid。VR機器用に開発されたSnapdragon XR2チップセットを搭載しており、液晶パネルの解像度は片目1832×1920ドット。水平視野角104度で、リフレッシュレート上限は120Hz。
他の多くのVRヘッドセットが母艦としてのWindows PCを必要とするのに対して、Quest 2は単体でも多くの専用アプリを使用できます。2D表示となりますが、Androidアプリのapkファイルのインストールも可能です。
瞳孔間距離の調整が3段階、頭部ベルトが低クオリティといった低コスト機器らしさも目立ちますが、2021年7月から販売された128GBモデルは3万7180円と、リーズナブルな価格帯というのもポイントです。世界での累計販売台数は累計で1000万台を超えたとの報道もあり、人気の高さが伺えます。
いろんな姿となるのに試してほしいVRメタバースはVRChatとcluster。いずれも公式が無料で提供しているアバターや、BOOTHなどで有料販売されているアバター、アバター作成アプリで作ったアバターをインストールできます。
Oculus Quest 2(Amazon)
広視野角で没入感バッチリ・VIVE Focus 3
Quest 2と同じく、単体で専用アプリを動かすことができるのがVIVE Focus 3です。ただし動かせるアプリはQuest 2のものとは別。VIVE Focus 3はビジネス用として設計されており、提供されているアプリのなかにVRメタバースやアバターアプリがないため、別途後述するGPUを搭載したWindows PCを用いて、Steamなどで提供されているPC VR版のVRメタバースアプリが必要になります。
しかし液晶パネルの片目解像度は2448×2448ピクセル、水平視野角は最大120度、リフレッシュレートは90Hzと、Quest 2よりも高解像で視野が広いのがいい。PC VR版のVRメタバースアプリは世界そのものがリッチな作りになっているので、高解像なVRヘッドセットの性能が生きます。映像の網目模様(スクリーンドア)もかなり目立たなくなっており、没入感がより高まります。
VRChat(Steam)やcluster(公式サイトよりダウンロード)のほかに、Neos VRも利用が可能。なおSteam版Neos VRはNFTに関する機能が使えません。フル機能版は公式サイトからダウンロードできます。
VIVE Focus 3
VRメタバースやるならここが入り口・RTX 3060 Laptop
PC VR版のVRメタバースにログインするには、性能に優れたGPUが必要です。NVIDIAのGeForceシリーズならば、RTX 3060がスタートラインとなります。
なおPC VR版のVRメタバースはGPUのコア数よりも、動作クロックよりも、メモリサイズによって快適さが変わりやすいです。もちろんメモリサイズが大きければ大きいほうが快適。ある程度のGPUでも高いパフォーマンスが出せるように効率よくキャラクターの配置や背景の描写をコントロールしたVRゲームと異なり、風の吹くまま気の向くままに動く数十人のユーザーが集う空間ゆえ、とにかくメモリの消費量が著しいんですね。
そしてデスクトップPCで使うRTXと、ノートPCに内蔵されるRTX Laptopでは、搭載されているメモリサイズに差があります。RTX 3060は12GBですが、RTX 3060 Laptopは6GB。ゆえに同じ名称のGPUでもデスクトップPCのほうが快適ですが、RTX 3060 Laptopでも混みすぎてはいないPC VR版のVRメタバースワールドに入るぶんには問題ありません。さすがに30人以上がログインしているようなインスタンスではコマ落ちし始めるのですが。
ASUS TUF Dash F15 FX516PM
実はコスパがもっとも優れている・RTX 3060
前述したように、RTX 3060のメモリサイズは12GBもあります。RTX 3060 Tiは8GB、RTX 3070/3070 Tiも8GBだというのに。この12GBという余裕は、VRメタバース内での最先端アート表現を楽しませてくれる、パーティクル全開のワールドも余裕を持って見ることができるというもの。なおノート用GPUだと、RTX 3070/3070 Ti Laptopが8GB、RTX 3080 Laptopから16GBモデルが選べます。
Legion T550 90RC00VJJM
下半身をバーチャルに持ち込んでみよう!
一般的なVR環境では、ヘッドセットと両手に持つコントローラ、計3つの動きをトラッキングします。この3点トラッキング環境では、自分の腰や足といったパーツの動きをバーチャル空間内で再現するのが難しい。そこで注目されているのがHaritoraXです。両スネ、両腿、腰にセンサーを装着できるトラッカーで、他のトラッカーのような外部センサーは必要なし。ワイヤレスで接続可能だから、メタバース内でダンスパフォーマンスをしたいという夢も叶えてくれます。
関連リンク:HaritoraX
声にこだわるならマイクも絶対必要
美少女や怪獣などに変わりたい人の中には、姿だけではなく声も変えたいと願う方もいるでしょう。VRヘッドセットに内蔵されたマイクを使うと素のままの声が入ってしまうので、外部マイクをWindows PCに接続。PC 上で動くボイスチェンジャーを用いて声のトーンを変えましょう。
ダンスなどのパフォーマンスでも魅せたい方は、ワイヤレス・デジタル伝送方式のピンマイクを使うのがベスト。マイクを胸元に固定して、余ったケーブルは巻いてポケットのなかへ収めれば、自由自在に動くことができますよ。
VTuberのコンテンツのように、真正面からの画角から見える動画などを撮るなら、テーブルの上に置ける/マイクスタンドで固定できるマイクがいいですね。特にUSBマイクはマイクそのものがオーディオインターフェースになりますし、音量調整が簡単で扱いやすいというメリットがあります。別途オーディオインターフェースを用意できる方は、ボーカル用のマイクを使いましょう。BETA 58Aのようなダイナミックマイクはセッティングが比較的簡単でおすすめ。反響をコントロールできる部屋がある方なら、繊細なトーンも捉えるコンデンサマイクを使ってみましょう。
XSW-D PORTABLE LAVALIER SET(Amazon) Yeti Nano(Amazon) BETA 58A(Amazon)