ChromebookでMicrosoft Wordを使う方法~代替ツールも紹介

Chromebookを使用するうえで最も優れている点の1つは、生産性を高めるために何もインストールする必要がないことです。

これは、Chrome OSが専らウェブアプリで動作するように設計されているからです。

しかし、Microsoft Wordを編集する必要がある時はどうでしょうか?

幸いなことに、Microsoft Office、サードパーティのアプリどちらを使っても簡単に編集することができます。

Microsoft Officeの公式アプリを使用する

最もシンプルな解決策は、Microsoft Officeのオンライン版であるOffice365を使用することで、これにWordも含まれています。

ストレージを増やすには有料プランにする必要がありますが、テキストファイルは容量が非常に小さいので、たまにしか使用しないなら無料プランの5GBで十分でしょう。

このアプリは、そのウェブサイトにアクセスするだけで使用できますが、もう少し「アプリっぽい」ものが欲しい場合は、Google ウェブ ストアからMicrosoftの拡張機能をインストールできます。

ただし、Google Chromeのアプリは2021年に(企業ユーザーの場合は2022年に)廃止されることに注意してください。いずれにしろ、オンライン版Wordのリンクです。

ダウンロード:Word Online

Office365をウェブとAndroidで使用する

前述した通り、ウェブ版ではありますが、「本物」のMicrosoft OfficeをChromebookやその他のLinux PCで使用できます。

シンプルなWordを読んで共有するだけでいいなら別の方法でも可能かもしれませんが、もっと複雑なフォーマットだと「本物」が必要かもしれません。

前述した通り、Googleはプログレッシブウェブアプリ(PWA)を優先してChromeアプリを段階的に廃止しています。


   ChromebookでMicrosoft Wordを使う方法~代替ツールも紹介

PWAは、システム上の他のアプリと同じように「インストール」できる通常のウェブサイトです。URLバーの「インストール」アイコンをクリックするだけで、ランチャーに表示され、専用のウィンドウで開きます。

ほとんどの新しいChromebookはAndroidアプリに対応しているので、その方法でアプリをインストールすることもできます。Chromebookにタッチスクリーンが搭載されていると、タブレットモードで使用する時に便利です。

ダウンロード:Microsoft Word

Chromebookで使えるMicrosoft Wordの代替ツール

Microsoft WordのプログラムがなくてもMicrosoft Wordのファイルを読んだり、ファイルに書き込みをしたりする方法があります。

1. Google Docs

長きにわたりGoogleドキュメントは、ChromebookでWordを送受信したい時に頼りにされてきました。Googleが無料アカウントでも十分な量のストレージを提供していることもその一因です。

ハーバード大学歴史学博士論文提出資格者のJake Anbinderさんは、学生の論文を採点していて、大学がMicrosoft Officeを無料か低コストで提供していることが多いのに、学生が学期末のレポートを書く際にMicrosoft Officeをインストールしようとしないのは、それが理由だと気づきました。

Google ドキュメントで作成した文書のWord版を誰かに送信したい時は、そのWord版をエクスポートするだけでOKだからです。

2.Linuxを搭載した「LibreOffice」

さらに高度な選択肢は、LibreOfficeです。これは、Linuxの世界で人気がある主戦力として長年使用されてきました。

使用したい時は、まずChromebookにLinuxをインストールしてから、デフォルトのDebian環境にAPTを使用してLibreOfficeをインストールします。

sudo apt install libreoffice

LibreOffice Writerを起動するには、他のアプリケーションと同じように、アプリランチャーから探します。

LibreOffice Writerを起動すると、標準的なOpenOffice Writerのインターフェースが表示されます。これで、他のシステムでするのと同じようにドキュメントを作成できます。

保存する際は、標準のOpenOffice形式(ODT)でなく、必ずMicrosoft Word文書(DOCX)として保存してください。

ChromebookでもWordは使える!

Chromebookは、そのままの状態ではWordに対応しませんが、少しノウハウがわかっていれば必要な時にMicrosoft Wordのファイルを他のユーザーと共有できます。

そのため、大学の教授がWordしか受け付けなかったり、在宅勤務中にWordを使用している同僚と連携することがあっても、問題ありません。

Microsoftの公式のウェブ版Wordアプリを使用するか、Androidアプリをインストールしましょう。Googleにもっと思い入れがあるなら、GoogleドキュメントのファイルをWordにエクスポートすることもできます。

他にもいろいろな選択肢があり、LinuxをChromebookにインストールすれば、LibreOfficeを使用できますよ。

Source: Chrome Web ストア, Google Play ストア, Google Docs, Twitter

Original Article: Can You Use Microsoft Word on a Chromebook? by MakeUseOf