モダンスタンバイ対応でLTEも内蔵! マウスコンピューターのMousePro-NB420Zはハイブリッドワークの即戦力だ(1/3 ページ)

 コロナ禍を機会にリモートワークが普及し、働く場所を柔軟に変えるハイブリッドワークへのシフトが進んでいる。働き方が変われば、適したデバイスも変わる。新たにハイブリッドワーク向けのPCを導入したいと考えている人も多いのではないだろうか。

 今から導入するならば、ハイブリッドワークに最適化された Windows 11 をプリインストールしたPCをお勧めしたいところだが、社内事情からまだ Windows 10 を使い続けたいという企業もいるだろう。そんな企業にお勧めなのが、Windows 11 Pro ダウングレード権を利用しての Windows 10 Pro プリインストールモデルだ。

 今回取り上げるマウスコンピューターの「MousePro NB420」シリーズも、Windows 11 Pro ダウングレード権を利用しての Windows 10 Pro プリインストールを選択できる。ハイブリッドワーク時代に求められるモビリティーとユーザビリティー、パフォーマンス、コラボレーション機能を備えつつ、モダンスタンバイにも対応し、いつでもどこでも高い生産性をアシストしてくれる。ここでは、LTE通信機能を標準で備えたMousePro-NB420Z(プレミアムモデル)の評価機を入手したのでレビューしよう。

マウスコンピューターの「MousePro NB420Z」は、モダンスタンバイに対応した薄型軽量の14型モバイルノートPCだ。注文時のBTOで Windows 11 Pro ダウングレード権を利用しての Windows 10 Pro プリインストールを選べる

軽さと頑丈さを兼ね備えたハイブリッドワーク適性の高いボディー

 ハイブリッドワークは、リモートワークを手段として取り入れ、在宅やオフィス、カフェやサテライトオフィス、取引先企業など、その日の業務によって働く場所が日々変わるのを前提としている。さまざまな場所に持ち運べる可搬性の高さと、アクティブに持ち運んでも不安を感じない頑丈さを併せ持つ製品が望ましい。

モダンスタンバイ対応でLTEも内蔵! マウスコンピューターのMousePro-NB420Zはハイブリッドワークの即戦力だ(1/3 ページ)

 その点、MousePro NB420Zは、文句のないスペックを備える。ボディーの厚さは約16.9mmと薄型でかさばらず、バッグなどへの収まりもよい。重量も約1.14kgと軽量で、毎日持ち運んでも負担にならない可搬性を備える。

 ボディーの作りの良さは、本体を持った瞬間に感じることができる。カッチリとタイトな剛性感があり、ラフに使ったら壊れてしまうのではないかという不安は全く感じない。第三者認証機関において米国防総省が制定したMIL規格(MIL-STD-810G)に準拠した過酷な信頼性テストを実施している裏付けもあり、満員電車での通勤などにも安心して持ち出せる。

ボディーは薄型軽量かつ頑丈で、気軽にどこにでも持ち出せる。ボディーサイズは、約322(幅)×216.8(奥行き)×16.9(厚さ)mm、重量は約1.14kgだ。頑丈さについては、MIL-STD-810Gに準拠した10項目のテストをクリアする裏付けもある

安心のロングバッテリーと急速充電可能なUSB PDアダプターを採用

 業務でPCを使う以上、外出先でのバッテリー切れという事態は絶対に避けたいし、普段も充電ケーブルがつながっていると何かと煩わしい。その点MousePro NB420Zは、70Wh以上の大容量バッテリーを内蔵し、バッテリー駆動時間も公称値(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)で約20時間と長い。

 そこで、実測の駆動時間はPCMark 10を使って計測してみた。Wi-Fi 6での常時接続、ディスプレイの輝度は40%(十分実用的な明るさだ)という環境で、PCMark 10/Modern Office Battery Lifeでは14時間以上、Microsoft Officeを利用したPCMark 10 Applicationsでも、12時間以上と十分な駆動時間を実証した。これなら、1日外出しての仕事でも、全くバッテリーのことを気にせず使うことができるだろう。

バッテリーは約74Whの大容量。公称駆動時間は約20時間だバッテリーの寿命を延ばす設定ができるユーティリティーも導入されている

 付属のACアダプターが小型軽量なのも見逃せない。厚さ約16.5mmの超薄型で重量も実測で約194gと超軽量だ。PC本体と一緒に持ち歩くのも苦にならない。出力仕様は65Wで、30分で約6時間駆動可能な容量を充電する急速充電にも対応している(フル充電までは約2.5時間)。

 さらに、USB Power Delivery(PD)対応のThunderbolt 4端子も備えているため、いざという時は、USB PD対応の汎用(はんよう)ACアダプターやモバイルバッテリーなども利用できる。

 仕事となるとバッテリー切れは致命傷なだけに、あれこれと予備を用意した結果、荷物が重くなってしまうことがあるが、そういった悩みを減らしてくれる。また、同社純正の「USB Power Delivery対応 AC充電器」(65W出力)もオプションで用意されているので、こちらの導入も検討したい。

PCMark 10/Modern Office Battery Lifeの結果。14時間14分(バッテリー残量は2%)と実用十分な時間だPCMark 10/Applications Battery Lifeの結果。こちらも12時間22分動作(バッテリー残量は3%)しており、出先でフルに活用しても1日の業務は安心してこなせる付属のACアダプターは厚さ約16.5mm(底面積は実測で50×98mm)と小型かつ超薄型で重量も超軽量(実測で約194g)だ。本体と一緒に携帯するのも苦にならない。出力仕様は65Wで、30分で約6時間駆動可能な容量を充電する急速充電にも対応している豊富なインタフェースを用意1|2|3次のページへ