“バナナフォン”から「ハッキングされないスマホ」まで──MWCで見つけた2018年の注目ガジェット9選

毎年春が来ると、スマートフォンの世界は「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」を中心に展開する。開催地であるスペイン・バルセロナには2018年も200カ国以上から出展企業や参加者が集い、最新のモバイルテクノロジーが公開された。この世界最大のモバイル機器見本市でテック大手が発表した最新製品の見どころを紹介しよう。

“バナナフォン”から「ハッキングされないスマホ」まで──MWCで見つけた2018年の注目ガジェット9選


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01. Samsung「Galaxy S9」

02. 「Nokia 8110 4G」

03. Huawei「MateBook X Pro」

04. Sony「Xperia Ear Duo」

05. ** Sony「Xperia XZ2」**

06. ** 「Nokia 8 Sirocco」**

07. ** Vivo「APEX」**

08. ** 「SikurPhone」**

09. ** ASUS「ZenFone 5Z」**

ASUSの今年のテーマは「iPhone X」のノッチ(出っ張り)だ。だから当然、発売間近の「ZenFone 5Z」にもスクリーンの上部に切り込みを入れた。アニメ絵文字と顔認証機能も付ければ完璧だ。ASUSは実際、このノッチに誇りをもっているらしく、最新機種の発表イヴェントでもノッチへの言及が多くあった(5ZのノッチはiPhone Xのものより小さいし、ほとんど邪魔にならない)。しかし、そもそも論としてスマートフォンにノッチは必要なのだろうか? とにかく、ASUSがiPhone風のデザインを推し進めていくつもりなのは間違いない。価格面では誰も文句はないだろう。史上最強のモバイルチップ「Snapdragon 845」を搭載しているにもかかわらず、たったの500ドル(約5.3万円)とiPhone Xの半額だ。発売は今夏を予定している。

TEXT BY JEFFREY VAN CAMP

EDITED BY CHIHIRO OKA